リスクリワード

目次

FXトレードにおけるリスクリワードとは?

FXトレードにおけるリスクリワードとは、1回の取引でとるリスクに対してどのくらいの利益が見込めるかを示す比率のことです。

この比率を高めることで、勝率が低くても利益を出せる可能性が高まります。逆に、この比率が低いと、勝率が高くても損失が出る可能性があります。この記事では、リスクリワードの計算方法や勝率との関係、改善方法などをわかりやすく解説します。

リスクリワードの計算方法

リスクリワードは、「期待利益」÷「期待損失」で算出できます。期待利益とは、利益が出るときの平均的な金額です。期待損失とは、損失が出るときの平均的な金額です。

たとえば、ある取引において、利益が2万円となる位置を利確ポイント、損失が1万円となる位置を損切りポイントとして設定したとしましょう。この場合、2万円÷1万円=2となり、リスクリワードは「2」と算出できます。

また、過去の取引において、勝ちトレードの平均利益が6万円で、負けトレードの平均損失が2万円だった場合は、6万円÷2万円=3となるため、リスクリワードは「3」と算出できます。リスクリワードは、pipsを用いて計算することも可能です。pipsとは、FXにおける値幅の最小単位を指します。

リスクリワードと勝率の関係

勝率とは、利益を出した取引数とトータルの取引数の割合です。10回取引して5回勝てば勝率は50%、2回勝てば20%です。

リスクリワードと勝率は基本的に反比例の関係にあります。つまり、リスクリワードが高いと勝率が低くなり、リスクリワードが低いと勝率が高くなります。しかし、FXのトレード結果は勝率だけでは評価できません。

というのも、勝率が低くてもリスクリワードが高い場合には、利益を出せる可能性があるからです。反対に勝率が高くてもリスクリワードが低い場合には、損失が出る可能性があります。リスクリワードと勝率は、バランスが重要なのです。

リスクリワードの改善方法

リスクリワードの考え方を取り入れ、FXでより利益獲得機会を生かすためには、過去の取引の利益と損失の状況、トレードの勝率などを振り返ってみましょう。ここではリスクリワードの改善方法を解説します。

  • あらかじめ数値を決めて取引をする 取引に慣れていないFX初心者の場合は、勝率よりもリスクやリターンの方がコントロールしやすいといえます。その場で利確や損切りの判断をするのではなく、それらのラインを事前に考えてから、指値注文や逆指値注文を入れてみましょう。
  • あらかじめリスクリワードを決めてエントリーする 事前に目標とするリスクリワードを決めた上で、エントリーするようにしましょう。エントリー前にチャート分析をした時点で、損切りや利益確定の水準は判断できるはずです。リスクリワードが高い取引を選ぶことで、利益の可能性を高めることができます。
  • 損切りを早めにする 損切りはFXトレードにおいて必要不可欠な行為です。しかし、多くのFX初心者は損切りを嫌がり、損失が拡大するまで待ってしまう傾向があります。これは、リスクリワードを低下させるだけでなく、資金を失うリスクを高めることになります。損切りを早めにすることで、リスクをコントロールし、リスクリワードを改善することができます。

まとめ

FXトレードにおけるリスクリワードは、1回の取引でとるリスクに対してどのくらいの利益が見込めるかを示す比率です。この比率を高めることで、勝率が低くても利益を出せる可能性が高まります。

逆に、この比率が低いと、勝率が高くても損失が出る可能性があります。リスクリワードは、「期待利益」÷「期待損失」で算出できます。一般的に、リスクリワードの理想的な数値は「2~3」程度といわれています。

リスクリワードの改善方法としては、あらかじめ数値を決めて取引をする、あらかじめリスクリワードを決めてエントリーする、損切りを早めにするなどがあります。リスクリワードを意識することで、FXでより効率的に収益を得られるかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

システムエンジニア×ブロガーで現在サイト運営してます。当ブログは2023年12月START!

新しいこととFX・バイナリが大好きなおじさん。

コメント

コメントする

目次